更新:2023/01/08
性器ヘルペスと診断するには、専門の検査が必要です。その際には皮膚科や性病科で医師の検診を受けることが推奨されます。しかし人によっては、「家族に知られたくない」など通院が難しい場合もあるかと思います。
ここでは主にそんな、「性器ヘルペスに感染した可能性が高い」けど
- 事情があって病院に行けない
- 家族に知られたくない
- 簡単にできるなら、自宅で検査をしたい
と考えている方に、自宅で簡単にできる性器ヘルペスの郵送検査について紹介します。
目次リンク
性器ヘルペスの検査の方法
性器ヘルペスの検査方法は大きく、
- 患部の視診による検査
- 水疱などから検体を採取してのウイルス検査
- 血液から抗体を調べる検査
などが有りますが、病院などでは保険が効かないような高額な検査も有り患部を直接目で確認する視診が行われることがほとんどです。
ただ、見た目だけで性器ヘルペスと診断できないような場合にはその他の検査が行われます。
病院での性器ヘルペスの検査費用
保険を適用すると検査や診察料の「3割負担」ではありますが、病院によっての検査費用は異なります。また、同じ検査であっても病院側が保険適用外の検査をするのか、適用内の検査をするのかによっても異なります。ですので、性器ヘルペスに限らず、病院での性病検査については決まった金額がありません。
一例を挙げると、性病科の医院を全国展開する上野クリニックの性器ヘルペスの検査料金は
検査費 診察費 薬代 ¥10,000 ¥2,000 ¥30,000(1週間分)※1
¥5,000(軟膏代)※1※1 処方の分量等により薬代には個人差があります。
※ 性病の潜伏期間や治療日数は個人差があります。あくまでも目安です。
引用元:性感染症(STD)上野クリニック
と、初診の診療費と検査料だけで\12,000円もの料金が掛かってしまいます。(上記の料金は比較的高い部類に入るかと思いますが、血液の抗体検査まで行うとするとこれくらいは見積もる必要があると思われます。)
郵送検査の手順
郵送検査の手順としては、
①郵送でキットを受け取り
②検体を採取
③郵送で送り返して検査結果を待つ(WEBから確認可能)
という手順で行います。
性器ヘルペスの郵送検査を行っている事業所は少なく、医療法人社団理仁会が運営するクリニックが検査を行っているKENSA.BIZが行う郵送検査サービスが広く知られているのみです。
郵送検査での性器ヘルペスの検査方法としては
- 性器の病変(水疱)に検査キットの綿棒をこすり付けて検体を採取
上記で取得した検体を元に「単純ヘルペスウイルスのDNAをPCR法にて検出する」という方法をとっています。この方式は「型の判定はできないが、高い精度で単純ヘルペスのDNAを検出できる」という特徴があります。
近年、性風俗サービスの多様化や、オーラルセックスの常態化によって性器に単純ヘルペスウイルス1型(HSV1)が感染したり、口腔にHSV2が感染したりと一般的に言われる「性器ヘルペスはHSV2型」という境が無くなってきたため、感染部位はどこであれ、そこに単純ヘルペスウイルスが存在するかどうかが問題となっているのです。
性器ヘルペスの郵送検査【KENSA.BIZ】
検査費用 | 15,500 円(税込み) |
---|---|
検査項目・検査法 | 単純ヘルペスDNA・PCR法 |
検体 | 性器皮膚擦過物または膣分泌物 |
性器ヘルペスの検査結果が異常(陽性(+))であった場合
基本的に異常値が出た場合は医療機関を受診し、治療を行うことすることをお勧め致します。
性器ヘルペスの症状は、放置しておけば皮膚の症状自体は治まってしまうケースもあります。しかし、場合によっては感染力は高いまま痛みが激しくなったり、水ぶくれの範囲が広がって目立ってしまったり、より症状が重症化することにも繋がります。
性器ヘルペスは、早期の対策が再発防止に直接関わります。自覚症状が出た場合には早めに対処しましょう。
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