画像でみるボーエン様丘疹症の症状

更新:2018/07/08

性器にイボができる性感染症は尖圭コンジローマが有名ですが、この尖圭コンジローマと同じように、性器まわりにイボができる性病の一つがボーエン様丘疹(きゅうしん)症です。双方とも性感染症ですので、性的接触で感染します。尖圭コンジローマと似たような症状であるため、しばしば誤診断されることもあるようです。

ボーエン様丘疹(きゅうしん)症とはどんな病気なのか

ボーエン様丘疹症は、尖圭コンジローマと同じくヒトパピローマウイルス(HPV)と呼ばれるウィルスに感染することで掛かる性感染症ですが、そのDNA型が異なります。尖圭コンジローマのヒトパピローマウイルスの種類は「6、11型」、ボーエン様丘疹症は「16型」が原因となり、そのイボの形状や、症状が異なります。


イボの特徴としては、性器に数ミリから数センチくらいの黒褐色のイボが多発します。個々のイボが癒合して、大きな腫瘍状になることもあり、これが尖圭コンジローマと間違われやすい理由となります。

それでは、実際の症例画像を見ていきましょう。


画像で確認!ボーエン様丘疹症の症状

ボーエン様丘疹症は感染後、3週間~6ヵ月の潜伏期間をおいて症状が現れ始めます。尖圭コンジローマと同様に、この長期の潜伏期間と、発症してもかゆみや痛みなどが無い場合が多いため、感染した時期や誰から感染したかを特定するのは難しいとされています

ボーエン様丘疹症の症例画像

ボーエン様丘疹症のイボの特徴

主なイボ特徴としては下記になります。

  • 大きさは1~3ミリ前後~数センチの丘疹状
  • 茶色、もしくは黒っぽい色をしている
  • 個々の丘疹が集まり、大きな平面状になる場合がある
  • 基本的に痛みやかゆみは無い
  • 比較的、増殖の進行は遅い

ボーエン様丘疹症の治療方法

ボーエン様丘疹症の治療方法は尖圭コンジローマと同じです。
液体窒素や炭酸ガスレーザー、電気メスなどによる焼灼術が一般的で、症状が軽い場合は塗り薬で経過観察を行うことも有ります。

電気焼灼手術による治療の経過

上記の症例はボーエン様丘疹症の症状が進行し、病変部が大きくなってしまった例です。これより前の段階ですと、アルダラクリームなどの塗り薬で治療を試みることが多いようです。症状の進行度合いによって、治療方法は医師から提案されると思いますので、よく考えてから治療を行って下さい。

ボーエン様丘疹症は症状の進行は遅いですが、同時に治りも遅く、長い治療期間の中でどうしても気が緩んで薬の使用を怠ってしまいます。治療に際しては医師と相談しながら行いましょう。

まとめ

ボーエン様丘疹症は尖圭コンジローマと比べてあまり広く認知はされていないようですが、立派な性感染症です。検査と治療を怠ってそのままにしておくと、パートナーや、それ以外の性的な関係を持った人も、同様に感染させてしまいます。

また、このボーエン様丘疹症に長期間感染していると、子宮頸癌を発症する可能性があると考えられています。
女性がボーエン様丘疹症を発症した場合や、性的パートナーがボーエン様丘疹症を発症したなどの場合は、子宮頸癌の検診を行っておいた方が良いかも知れません。