更新:2023/01/07
「淋病」は主に男性の場合に自覚症状がはっきりしていて、尿道炎による激しい痛みを訴えます。
放置すると体の奥に感染が広がり、男性では精巣上体炎、女性では卵管炎、腹膜炎、肝周囲炎を起こします。
特に20~30代男性の感染者数は性器クラミジア感染症に次いで多い性感染症で、同年齢層で女性の感染者数も突出しており、近年さらに感染者数は増加傾向に有ります。
クラミジア程ではないにせよ、淋病は非常に感染しやすく、1回の性行為で感染する確率は30%にもなります。性器による接触のみではなく、オーラルセックスでのノドや口内への感染も広がっており、性交渉をしていないからといって安心はできません。
このサイトに訪れたということは、あなたも淋病について不安に感じていることがあるのではないでしょうか?
調べていくうちに不安になり、色々なサイトを見て回って、自分の症状と淋病の関連性を確かめている最中かもしれません。
ここではそんな人のために、淋病という感染症の症状がどんなものなのか、画像や写真を用いて、詳しく説明していこうと思います。
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【Q&A】淋病ってどんな病気?
淋病って、実際にはどんな病気なのでしょうか?
淋病とは淋菌の感染によっておこる病気です。通常、数時間から数日で症状がではじめ、自覚症状がない場合も多くありますが、主に男性が感染した場合はペニスから膿が出るなど、症状が自覚しやすい性感染症です。
対して女性が感染した場合は自覚症状が少なく、おりもののの増加や悪臭などの変化がありますが、 約8割の女性には自覚症状がないといわれています。しかし、 感染を放置しておくと体内に感染が拡大し不妊の原因となり、何より男性のパートナーを知らず知らずのうちに苦しめてしまいます。
画像で確認!淋病の症状、男性と女性の違い
淋病は感染後、梅毒やクラミジアと違い「感染後、数時間から数日」で比較的早く症状が現れ始めます。ただ、症状自体はクラミジア感染症と似たようなものがあるため注意が必要です。
症状が現れた場合、男性と女性でそれぞれの症状をみていきましょう。
男性の場合の淋病の症状
出典:アイ・ラボSTD研究所
目に感染した時の症状(淋菌性結膜炎)
性感染症というと性器や喉にしか感染しないと思われがちですが、実はクラミジアやこの淋病に関しては目にも感染し、場合によっては失明の原因となってしまいます。
淋病の場合、感染者の精液や膣分泌物が目に入ったり、それらが付いた手で目を触ったりすると、1~3日程で下記の症状がではじめます。
- 目から大量のクリーム状の目やにや、膿が出る
- まぶたが腫れる
- 著しい結膜充血
喉に感染した時の症状
淋病が喉に感染した場合、症状が殆ど無く分かりにくいため、感染したのに気づかず、治療もされないケースが多くあります。
しかし、淋病が喉に感染したまま風俗で従事したり、不特定多数の人と性行為(オーラルセックス含む)してしまうことで感染が拡大していく傾向にあります。
症状が現れた場合は下記のような症状が出ます。
- わずかな喉の痛みや違和感
- 微熱、発熱
上の症状で分かる通り、淋病が喉に感染した場合は見た目で変化があまりありませんので、血液検査など、専門の検査を行わないと発見は困難です。
性器に感染した時の症状
性器に淋病が感染した場合、男性はほとんどの人に症状がでます。
症状の初期としては痛みは少なく、小便際の軽い違和感、かゆみ程度です。「ペニスがちょっとおかしな感じがする」くらいの感覚から始まるのが一般的です。淋菌は増殖のスピードが非常に早いので、その後は一気に症状があらわれてきます。
しかし、まれにこの症状が出ない例も確認されています。特に風俗に行った後などは、念のために検査することを強くお勧めします。
代表的な症状は下記のとおりです。
- 小便をする際に激しい痛みが出る
- ペニスの先が赤くはれる
- 勃起時に痛みが出る
- 性器より黄色っぽい粘り気が特徴の膿がでる
女性の場合の淋病の症状
出典:アイ・ラボSTD研究所
目に感染した時の症状(淋菌性結膜炎)
性感染症というと性器や喉にしか感染しないと思われがちですが、実はクラミジアやこの淋病に関しては目にも感染し、場合によっては失明の原因となってしまいます。
淋病の場合、感染者の精液や膣分泌物が目に入ったり、それらが付いた手で目を触ったりすると、1~3日程で下記の症状がではじめます。
- 目から大量のクリーム状の目やにや、膿が出る
- まぶたが腫れる
- 著しい結膜充血
喉に感染した時の症状
淋病が喉に感染した場合、症状が殆ど無く分かりにくいため、感染したのに気づかず、治療もされないケースが多くあります。
しかし、淋病が喉に感染したまま風俗で従事したり、不特定多数の人と性行為(オーラルセックス含む)してしまうことで感染が拡大していく傾向にあります。
症状が現れた場合は下記のような症状が出ます。
- わずかな喉の痛みや違和感
- 微熱、発熱
上の症状で分かる通り、淋病が喉に感染した場合は見た目で変化があまりありませんので、血液検査など、専門の検査を行わないと発見は困難です。
性器に感染した時の症状
女性の場合、性器に淋病が感染しても症状がでるのは感染した人の2割だと言われています。そのため、感染したのに気づかず、治療もされないことが女性の淋病では問題となります。
- 子宮頸管炎による不妊症
- オリモノの増加や悪臭
【Q&A】淋病の薬は市販されていないのか?
検査の結果、淋病でした。とにかく、小便の際の激痛が辛いので早く治したいのですが、このような病気のため、病院には行きづらいです。。。淋病の薬は薬局などで市販されていないのでしょうか?
淋病をはじめ性感染症の治療にはほとんどの場合、抗生物質による投薬治療が行われます。抗生物質だけではなく、ほとんどの医薬品は「処方せん薬」ですので、通常医師の処方せんが必要です。
「処方せん薬」の販売目的所持は薬事法違反になりますので、一般の薬局やドラックストアでは飲み薬の抗生物質は市販されていません。
ただ、個人が自己責任で使用する分の薬の輸入は、問題がないとされています。つまり、海外で販売されているジェネリックなどの抗生物質を下記のサイトなどから個人で購入することは可能です。
性感染症という建前上、病院に行きづらいのは理解できますが、ほとんどの医薬品に「医師の処方せん」が必要なのはそれなりの理由もあります。どうしてもという理由がない限りは、病院で治療を受けることをお勧めしております。
まとめ
特に女性に関しては、喉や性器へ淋病が感染した場合に自覚症状がほとんどありません。
不特定多数の人と性関係を持った、もしくはパートナーが変わったなど、少しでも見に覚えのあることを行った場合には、早めに検査を行うことをおすすめします。
女性だけでなく男性も、ここまでで一つでも症状が自分に当てはまった、もしくは過去に身に覚えがある症状が出たことがあるといった場合、必ず何かしらの検査は行うべきです。
これから関わっていくパートナーのためにも。それ以外の大切な人たちのためにも。